2026.01.26
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断熱等級/Ua値とは? 福島県で暖かい家をコストを抑えて実現させる方法

家づくりを考えていると、断熱等級やUa値といった言葉をよく目にするようになります。
「数字が大事とは聞くけど、正直よく分からない」
そんな方も多いのではないでしょうか。

しかし、これからの住宅は、断熱性能が高いことが前提条件になる時代に入っています。
この記事では、断熱等級・Ua値の基本から福島県で求められる断熱性能、そして将来を見据えた家づくりの考え方まで解説します。


断熱等級とは?家の快適性を示す国の基準

断熱等級(断熱性能等級)とは、国土交通省が定めた「品確法」に基づく住宅の断熱性能の指標で、1〜7の数字で表され、数字が大きいほど省エネで快適な高性能住宅であることを示した指標です。

等級が高いほど

  • 冬でも室内が寒くなりにくい
  • 夏の暑さが室内に入りにくい
  • 冷暖房効率が良く、省エネ

といったメリットがあります。

現在の断熱等級の一覧(2025年時点)

現在の断熱等級は等級4〜7まであり、2025年以降の新築住宅では等級4以上が義務化されています。
さらに、2030年にはさらに基準が引き上げられると言われています。

つまり今後は、「断熱性能が低い家は建てられない」時代になるということです。

Ua値とは?断熱性能を数字で比較する指標


出典:国土交通省

UA値とは、住宅の断熱性能を示す指標で「外皮平均熱貫流率」の略です。
屋根や外壁、窓などの外皮(建物の表面)全体から熱がどれくらい逃げやすいかを数値化したもの。
値が小さいほど断熱性が高く、夏は涼しく冬は暖かい省エネで快適な家であることを意味します。

Ua値のポイント

  • 数値が小さいほど断熱性能が高い
  • 家の形状・窓・断熱材すべてを含めた性能
  • 「断熱等級」を判断するための根拠となる数値

例:

  • Ua値 0.87 → 熱が逃げやすい
  • Ua値 0.46 → 断熱性が高い
  • Ua値 0.26 → 非常に高断熱

断熱等級は、このUa値をもとに決まります。
住宅のカタログなどを見る際は、「断熱等級」+「Ua値」の両方を確認することが重要です。

福島県中通り・いわき地域で求められる断熱性能とは?

福島県は地域差が大きく、中通り・浜通り・会津地方と、気候条件が異なります。
特に冬の時期は、断熱性能の違いが体感としてはっきり表れます。

福島県はどの地域区分?実は寒冷地寄り

福島県は地域差が大きく、

  • 中通り・浜通り:地域区分「4〜5
  • 会津地方:地域区分「3」(寒冷地)

と寒冷地寄りの区分なのです。

福島県の断熱性能の目安とは?

中通り・浜通り

  • 断熱等級5以上
  • Ua値 0.60以下

会津地方

  • 断熱等級5以上
  • Ua値 0.46以

このレベルになると、

  • 冬の朝の室温が下がりにくい
  • 暖房効率が良く、光熱費を抑えやすい
  • 部屋ごとの温度差が少なく、家全体が安定した室温になる

といった体感の違いが出てきます。
福島県の気候を考えると、この断熱性能がひとつの安心ラインと言えるでしょう。

なぜ断熱性能が今後重要なのか?

これからの家づくりで高断熱が求められる理由は、単に「快適だから」だけではありません。
光熱費・国の基準・家族の健康といった暮らしに直結する現実的な課題が背景にあります。

光熱費上昇への備え

電気代・ガス代は今後も変動・上昇の可能性があります。
断熱性能が低い家ほど、住み続けるほど光熱費の負担が大きくなる傾向があります。

国の住宅基準は今後も強化される

省エネ基準は段階的に引き上げられており、将来的には「断熱性能が低い住宅は評価されにくい」「中古市場で不利になる」といった可能性も考えられます。

健康・安全面への影響

断熱性能が高い家は「ヒートショックのリスク低減」「結露・カビの発生抑制」など家族の健康を守る住環境にもつながります。

断熱性能は「数値」だけでなく「中身」が重要

Ua値や断熱等級は、住宅の断熱性能を判断するうえで欠かせない指標です。
しかし実際の住み心地は、数値だけで決まるものではありません。
同じUa値・同じ断熱等級でも、「暖かく感じる家」と「思ったより寒い家」が生まれる理由は、住宅の“つくり方”=中身の違いにあります。

① 断熱材の「種類」と「施工精度」

断熱材にはさまざまな種類があり、性能だけでなく施工のしやすさ・経年変化も重要です。
特に大切なのは、

  • 断熱材が隙間なく施工されているか
  • 壁・天井・床で適切な断熱材が使い分けられているか
  • 配線・配管まわりで断熱欠損が起きていないか

どんなに高性能な断熱材でも、施工にムラや隙間があればそこから熱は逃げてしまいます。

② 窓・サッシの性能が体感温度を左右する

住宅の中で、最も熱の出入りが大きいのが窓・開口部です。
一般的に、家全体の熱損失のうち約5〜6割が窓からと言われています。

  • サッシの断熱性能
  • ガラスの構成
  • 窓の大きさ・配置

によって、体感温度は大きく変わります。

③ 数値は「設計値」、快適さは「現場品質」で決まる

Ua値や断熱等級は、あくまで設計段階での性能指標です。
実際の暮らしで重要なのは

  • 設計通りに施工されているか
  • 現場ごとの品質が安定しているか
  • 性能を前提にした家づくりが標準化されているか

という点です。
これらの3つの点を基準に選ぶことが結果的に「暖かく、快適で、後悔しにくい家」につながります。

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